【Story】
沖縄本島からはるか南。宮古島に属する小さな島「来間(くりま)」で育ちました。

自然豊かな島で、70件と民家も少ないことから、有機栽培には向いている環境にあります。

それでも、1年以上の長い期間に、ひとつも化学合成農薬を使わない、というのは至難の業。

生産者の砂川さんは、神話に基づいて、代々、来間のお祭りを務める家系。
島を何とか盛り上げようと20年前からマンゴー栽培に取組んできました。

贈答の箱や、梱包もとても丁寧で、本当に大切に育てているのが伝わります。

キーツマンゴー(Keitt)は、ケイト種とも呼ばれる緑色の果皮のマンゴーで、熟しても、色が変わりません。
中身は濃いオレンジ色で、繊維質が少なく、平均重量が1kgくらいの大玉マンゴーです(おなじみのアーウィン=アップルマンゴーは400gくらい)。

以前は、インドを原産とするmulgobaという品種から生まれたと言われていましたが、最近のDNA分析で、同じ緑色の果皮をもつBrooksという品種の枝変わりであることが分かってきました。

世界的には淡泊であると評価を受けるアーウィン種よりも、美味しいと言われているマンゴーです。

沖縄の暑い暑い太陽を浴びて育ったマンゴーをぜひこの機会にお試しください。

【保存方法】
熱帯原産のくだものですので、長時間、冷蔵庫で冷やすのは禁物ですが、1週間は大丈夫です。印象よりずっと日持ちするくだものです。
黒い斑点が出てきますが、バナナのシュガースポットと同様、甘みが強い時期です。中身はきれいなので、安心してお召し上がりください。
また、以下の写真のような黒い跡は、落果したマンゴーのツルから垂れた蜜の跡ですので、まったく問題ありません。

鮮度の良いキーツは、白い粉(=ブルームという果実が自らの実を守るために分泌するワックスのようなもの)に覆われています。
食べごろになるとだんだんとブルームがとれ、つやが出てきます。
また、すこし触った感じがしっとりとして、香りが強くなります。

【基本の食べ方】※画像はアーウィン種です。

マンゴーには向きがあり、平たい方向に、平たい種が入っています。
この種を避けるように3枚に包丁を入れます。

種の無い部分は、碁盤の目上に切れ目を入れます。

皮を下から押し上げ、お召し上がりください。

◎もちろん、普通に皮を剥いてお召し上がりいただけます。

【産地】
沖縄県

【生産者】
砂川さん